2018年6月21日木曜日

旬のらっきょう

こんにちは!保存食部 サカイキヨミです。

本日は二十四節気の夏至ですね。
東京では夏至と冬至で日の長さを比較すると、約5時間の差があるそうです!


さてさて、この時期は保存食ラッシュですね!
我が家では毎年鳥取砂丘のらっきょうを漬けます。

らっきょうは中国が原産とされるネギ科ネギ属。
栄養が豊富で漢方薬にも使われており“畑の薬”と呼ばれています。


鳥取砂丘のらっきょう
皮をむくと真っ白!きれい!
整腸作用
血栓予防(血液サラサラ)
コレステロール値の改善
疲労回復
がん予防
活性酸素除去
ピロリ菌撃退
血糖値の上昇を穏やかにする
などなどなど体に嬉しいことが沢山あります✨

ですが栄養価が高いため食べ過ぎにはお氣をつけください!
胃もたれや胸やけを起こす可能性があります。
一日の摂取量は大きさにもよりますが3粒〜5粒程度。

甘酢の漬け汁を捨てるのは勿体ないので酢の物や酢豚、野菜炒めなどにも活用できます!
※酢の物は若干らっきょうの香りがします。

らっきょうを丸ごと楽しみましょう😋!

甘酢漬け!楽しみ☺️






2018年5月30日水曜日

古漬け野菜の水茶漬け

こんばんは!
保存食部 サカイキヨミです。

気候の変動が激しいですね。
みなさま体調など大丈夫でしょうか?

もうすぐ梅雨に入り、夏になりますが私は夏になると食べたくなるものがあります。
それは私の実家に代々伝わる“水茶漬け”です!

その水茶漬けとは、ぬか床に長く漬けた野菜(古漬け)を刻んで鰹節・すりごまなどと和え、
水をかけたご飯です🍚

ご飯は冷やご飯。
薬味でみょうが・しそ・生姜などを加えると様々な風味が楽しめます!
また水だけではなくお茶・だし汁・残りのお味噌汁をかけてもおいしいです🤗
(汁物は常温もしくは冷やしたものでOK!)
古漬けはきゅうりや生姜など歯ごたえのあるものや、くたっとしたキャベツの千切りなどがオススメです!
刻んで和えておくと食欲のない時や朝ごはんにサラサラと手軽に食べられます🍴

冷やご飯には温かいご飯には含まれない栄養素 難消化性でんぷん“レジスタントスターチ”が含まれています。
食物繊維に似たような働きをし、消化されにくいので大腸まで運ばれるそうです。
糖質や脂肪の吸収を抑えながらもミネラルは吸収をしてくれます🍙

ぬか漬けも植物性乳酸菌・酵素・食物繊維など様々な栄養素が含まれています。

私は体を冷やさないように今は常温のお水と冷やご飯で食しています。
冷たいものを取り過ぎると胃腸の消化吸収機能・体力・免疫力も低下するのでお気をつけくださいね😃





2018年3月17日土曜日

春の使者 蕗の薹

こんばんは!
サカイキヨミです。

今晩は少し肌寒くなりましたが、最近は暖かな日が増え春らしい気候ですね🌱

天ぷらにするため葉を広げました
先日ふきのとうをたくさんいただき半分は天ぷら、もう半分は保存できるように蕗味噌にしました!
春の山菜は香りと苦味があり、体を目覚めさせてくれます🌱


ふきのとうは、“ふき”のつぼみの部分にあたります。
花が咲いた後に地下茎からふき(葉)が出てきます。
雪解けの時期に顔を出すことから『春の使者』と呼ばれています。


主な栄養成分はカリウム・リン・鉄・食物繊維。
ふきよりも栄養価が高く、ミネラルや食物繊維が豊富です!

苦味はポリフェノールの成分によるもので新陳代謝を活発にし、香りは胃腸の働きを良くすると言われています。
ポリフェノールの一つであるフキノール酸(ヒスタミンを抑制)が含まれているので、今の季節の花粉症にも良いと言われています。

旬の食材はその時期に必要な栄養素が豊富と言われています。
ぜひ食べ物からも季節を楽しんでください!


2018年3月10日土曜日

思い出の久松のかめで味噌仕込み

こんばんは!
保存食部 サカイキヨミです。

近頃、気候の変動が激しいですね💦
皆さま体調など大丈夫でしょうか?



少し前の話になりますが、2月中旬のとても冷え込んだ日に我が家の味噌作りをしました。
8㎏仕込んだのですが、容器は野田琺瑯と久松のかめに半分ずつ仕込みました。

久松のかめは私が中学生の頃にぬか漬けを漬けていた時に使用していたもので、
先日実家で見つけました。
まだ残っているとは思っていなかったので、懐かしさとともに”このかめで味噌を仕込みたい!!“という気持ちが高まりました!

久松のかめは常滑焼で、日本六古窯の中で最古の歴史があります。
また久松の製品は、釉薬の色をよくするためなどに用いられる鉛や、カドミウムを使用していないので安心なのです!
(重金属の鉛やカドミウムは、食品衛生法で安全基準が定められている原料です。)

いつかは久松のかめで味噌以外にもさまざまな保存食を作りたかったのですが、
悲しいことに2013年10月末に廃業していました。
製品は現在世に出ているもので終了です。

出来ればすぐにでも集めたいのですが、スペースなどの問題があり
今手元にあるものを大切にしていこうと思います。

さてさて、10ヵ月後の琺瑯とかめで仕込んだ味噌の食べ比べが今から楽しみです🤗
美味しくなりますように⭐️






2018年2月7日水曜日

大豆の煮汁を使ったお料理のご紹介!

こんにちは!
サカイキヨミです

今回は味噌作りに参加された方の、
大豆の煮汁を使ったお料理をご紹介いたします😋

皆さま色々な工夫をされて、色とりどりで綺麗です⭐️
栄養を補給して冬を乗り切りましょう!

⭐︎ゴロゴロ野菜のカレー大好きです!
大豆の甘みでまろやかになりますね♪



⭐︎ゆかさん
色とりどりの美味しそうなポトフ!
野菜たっぷり😊

⭐︎うっしーさん
まずそのままの煮汁を存分に楽しまれた後、調理されたようです!
お味噌汁がいつもと違う!と喜ばれたそうです😊











⭐️NYさん
スープの旨味を味わうために材料をシンプルにし、
出汁を加えず塩のみで味わったそうです!















       

          














2018年2月6日火曜日

第一回 味噌作り開催いたしました!

こんばんわ!
サカイキヨミです。

2月4日(日)に第一回 味噌作りを開催いたしました!

作り方はとてもシンプルで、難しくはありません!が
豆を煮ている時間は長めなので、そういう作業も
皆でやれば楽しいのではないかと思います!

豆を煮ている時間はまったりとお話ししたり、
大豆の煮汁を飲んでみたり、豆を試食したりしました。


作業過程では色々な発見があります。
豆や煮汁を味わっていただき、とても美味しいことを
体感していただきました。
そして皆さん煮汁も全てお持ち帰りになりました!
とても重く大変だったのではないかと思いますが、
煮汁を使ったお料理の写真を送ってくださって
どれも美味しそうで、お腹がグーッとなってしまいそうなお料理ばかりでした!後日ご紹介いたします🤗





朝から作り始め、疲れたかと思いますが「来年も作りたい!」という
お声もいただきとても嬉しく思います!

約10ヶ月後にそれぞれの味噌を持ち寄る味噌同窓会が今から楽しみです☺️

 

 

2018年1月29日月曜日

お塩のおはなし

こんばんは!
保存食部 サカイキヨミです。

いよいよ味噌作りも今週末となりました。

本日は今回使用するお塩『粟国の塩』をご紹介します!


産地は沖縄県 粟国島、東シナ海に浮かぶ石灰岩に覆われた離島です。
昔は粟の産地であり、現在はソテツとサトウキビが特産物として有名。

粟国の塩はサンゴ礁の海からくみ上げた海水を、15,000本の竹枝がつるされた高さ10mの採かんタワーに流し、かん水を作ります。
その後は二通りの工程に分かれ、そのほとんどは釜炊にします。

釜炊は平釜でゆっくりと、30時間かけて煮詰めます。
燃料は薪。薪を絶やすことなく焚き続け、
丁寧に焦がさないように混ぜ続けます。
その後は脱水し、自然乾燥します。

もう一方の工程は天日塩としてかん水を天日に晒し、夏は20日、冬は60日かけて結晶化させます。
その後は釜炊と同じように脱水し自然乾燥します。

そしてそれぞれを合わせて『粟国の塩』ができます。


味は刺すような塩味ではなく、とてもまろやかで後から甘みを感じました!
しっとりしたお塩でとても美味しいです。
刺身や塩むすびなどにも使いたいです😊